Building-up Practice (積み上げ口述練習)の意義と進め方。
自分の考えを英語で表現しようとするとき、始めから、スラスラと口から英語が出てくる。 (英語圏在住の経験でもない限り)そんな人はいません。
英語で何かを言おうとするとき、『その瞬間』どんなふうに考えたらいいのでしょうか?
その時の『脳の使い方』を、英語の習い始めの時期から、少しづつでもいいから、修得して行ってもらいたい。そんな動機で中学の教科書を使って『積み上げ法』というもの(Building-up writing + building-up Practice) を考えました。
学習の手順① 積み上げ英作文 Building-up Writing 紙に書く
いくつかのアプローチ(日本語)を経て、教科書本文を英作文して行きます。現行の教科書New Horizonの一部から具体例を挙げます。
ーNew Horizon3年 Unit2 からー
"Who's your favorite haiku poet?"
"Basho."
これに続く1文をアプローチとともに 英語になおしましょう。
私は大(a)ファンです。(現在形) アプローチ①
私はずっと大ファンです。(現在完了形) アプローチ②
私は、~以来、ずっと大ファンです。 アプローチ③
私は、(私が)読んで以来、ずっと大ファンです。 アプローチ④
私は、彼の俳句を読んで以来、ずっと大ファンです。 アプローチ⑤
私は、彼の俳句を初めて読んで以来、ずっと大ファンです。← 教科書本文
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―英文はこちらで確認して下さい。
② 積み上げ口述練習 Building-up Practice 声に出す→聴く
アプローチ①から順に 日本語を英語にして声に出して言いましょう。
3秒以内に言い始め、15秒以内に言い切るよう努力してください。言い終えたあと音声を必ず聴いて確認して下さい。
私は大(a)ファンです。(現在形) アプローチ①
私はずっと大ファンです。(現在完了形) アプローチ②
私は、~以来、ずっと大ファンです。 アプローチ③
私は、(私が)読んで以来、ずっと大ファンです。 アプローチ④
私は、彼の俳句を読んで以来、ずっと大ファンです。 アプローチ⑤
私は、彼の俳句を初めて読んで以来、ずっと大ファンです。← 教科書本文
仕上げに、教科書本文だけ(緑太文字)英語で言えるかチャレンジしてみましょう。
英文の暗記の練習ではありません。頭の中で英語を作って、声に出し、音声を聴いて確かめてください。
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